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見出し:天文講演会

◎過去の天文講演会

 2002年度の天文講演会
第99回:4月14日(日)

『太陽の周期活動と地球環境』

  講師:桜井 隆 氏(国立天文台教授)

 小さな望遠鏡でも観測できる太陽黒点は、太陽の活動の最もはっきりした指標です。ガリレオが自分の望遠鏡で初めて観測して以来約400年のデータがあり、黒点の数は約11年の周期で増減することがわかっています。黒点の数が多い時を活動極大期といい、現在は極大期を少しすぎたところです。黒点は強い磁石となっているのですが、その磁場のエネルギーを元にして、様々な活動現象を引き起こします。太陽フレアとよばれる大爆発が代表的なもので、その結果、地球ではオーロラが見えたり、磁気嵐がおこったりします。私たちに最も近い星・太陽と、その息吹の中を公転している地球の密接な関係についてお話しします。

第101回:5月12日(日)

 『クエーサーの謎』

  講師:尾崎 忍(西はりま天文台)

 銀河の中心部で強烈な輝きを放つクエーサー。なぜそれほど明るく輝けるのか? どうのように成長してきたのか? 近年の天文学の進歩により、徐々にこれらの謎が解明されつつあります。今回の講演ではクエーサーについて、どこまで分かってきているのかについてお話しようと思います。

第102回:6月 9日(日)

 『南極に天文台』

  講師:蜂須 泉 氏(東京大学助教授)

 新星は星の表面が、超新星は星全体が爆発する現象です。
 星の爆発現象をコンピュータを使って研究し、宇宙のなぞを解き明かそうとしています。たとえば、最近、超新星の中でもIa型と分類される超新星の研究によって、「宇宙膨張が加速している」ということが示唆されるようになってきました。星の爆発の研究が宇宙論の最先端におどり出たわけです。
 こんなことは、今まで誰も予想だにしていませんでした。しかし、Ia型超新星が、どのような経緯をたどって超新星として爆発するのかとか、Ia型超新星の爆発の中身の詳しいことは明らかになってはいませんでした。わたし達は、新星の光度変化の解析から、その星がIa型超新星爆発直前の星であることや、一連の近接連星系の進化の研究をとおして、いままで誰もみつけていなかった、新しいIa型超新星の進化経路をみつけることができました。この講演では、「新星爆発をくり返しながら、超新星になる」物語りをしたいと思っています。

第103回: 7月14日(日)

 『赤外線天文衛星ASTRO-F』

  講師:上水 和典(西はりま天文台)

 ASTRO-Fは、わが国初の本格的な赤外線天文衛星です。宇宙科学研究所で開発が進められていて、2004年のはじめに打ち上げられる予定です。ASTRO-Fの装置の概要と期待される観測成果についてお話します。

第104回: 8月12日(月)

 『流星群のたまごの発見 〜スターダスト物語〜』

  講師:石黒 正晃 氏(宇宙科学研究所)

 私たちの研究グループでは、ダストトレイルとよばれるすい星の通り道にあるチリの雲を観測することに成功しました。見つかったのはコプフすい星とよばれる周期6.5年のすい星です。この中に地球がはいると毎秒千個以上の流れ星が見えると見積もられますが、残念ながら、地球の軌道とコプフすい星の軌道が交わっていないのでこのような流星嵐を見ることはできません。今回の観測結果を踏まえて、新しくわかってきた流星群の姿についてクイズ形式で解説します。クイズの景品もでます。

第105回: 9月15日(日・祝)

  『宇宙のガスとチリ』

  講師:黒田 武彦(西はりま天文台)

 宇宙にはたくさんの星が輝いている。その星が生まれるもとになったのはガスでありチリの存在である。宇宙のチリはどのようにしてつくられ、どんな種類があるのだろうか。またチリは宇宙でどんな役割をはたしているのだろうか。

第106回:10月13日(日)

  『宇宙の果てで銀河にあいたい』

  講師:谷口 義明 氏(東北大学天文学教室助教授)

 銀河が宇宙の中で、どのように生まれ、そして100億年以上もの歳月をかけて育ってきたのでしょうか? 最新の観測事実を紹介しながら、やさしくお話します。

第107回:11月17日(日)

  『歴史と文学の中の天文II』

  講師:石田 俊人(西はりま天文台)

 私たちは昔から夜空を眺めてきました。このため、歴史や文学作品の中にも天文・宇宙に関することをいろいろと見つけることができます。今回は西遊記を探ってみましょう。

第108回:12月 8日(日)

  『ガンマ線バースト -- 空のかなたの謎の大爆発』

  講師:河合 誠之 氏(東京工業大学)

 ガンマ線バーストは、天空のある一点から、突如ガンマ線やX線が短時間降り注いで来る現象です。ほぼ一日に一回の割合で空のいろいろな方角で発生しています。1960年代の冷戦のさなかに原爆実験監視衛星によって偶然発見されてから30年あまりその起源は謎に包まれていましたが、近年になって、その起源が数十億光年かなたの銀河にあることがわかって来ました。人工衛星と地上の望遠鏡の連携によって探って行くこの不思議な現象の観測最前線 を紹介します。

第109回: 1月12日(日)

  『これからの天文学を切り開く望遠鏡たち』

  講師:坂元 誠(西はりま天文台)

 天文学発展の歴史は天体望遠鏡進化の歴史と密接な関係があります。現在活躍中の望遠鏡から今後登場する超望遠鏡たちを一挙紹介!

第110回: 2月 9日(日)

  『星と惑星の形成』

  講師:相川 有理(神戸大学)

 宇宙にはさまざまな大きさ(重さ)、年齢の星があり、今現在も星が生れ続けています。そして生れたばかりの星のまわりでは、太陽系のような惑星系が作られていると考えられています。講演では星や惑星がどのように生れるのかについて、近年の観測で得られた写真もまじえながら詳しく解説します。

第111回: 3月 9日(日)

  『アマチュア天文学最前線 (2)』

  講師:鳴沢 真也(西はりま天文台)

 他に職業を持ちながら、天文学の研究をされている方々を紹介。 特に、西はりま天文台友の会員、脇義文さん、塚田潤司さんのCCDによる変光星の測光観測を紹介。また、CCDがなくても、すぐに始められる研究観測についても説明する予定。


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