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◎天文講演会

140回講演会
   <第140回天文講演会・佐藤文隆氏>

 第一線で活躍中の天文学者や著名な研究者、天文台の研究員による一般向けの講演会です。約1時間の講演と30分程度の質問コーナーがあります。初心者にもわかりやすい内容となっておりますので、奮ってご参加ください。


 時間:特に断りが無い限り、午後2時から

 無料:参加制限はありません


 2010年度の天文講演会
阪本成一氏

イカロス
提供:JAXA
第166回:5月 2日(日)14時−15時30分

『日本の宇宙科学のいまとこれから』
  講師:阪本 成一 氏
 (宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所 教授)

 いまから40年前の2月11日、日本の科学者の夢をのせた日本初の人工衛星「おおすみ」が宇宙へと飛び立ちました。アポロ11号によって初めて人類が月に立ってから半年後のことでした。戦後、社会が混乱する中、宇宙開発で米露に大きく後れをとっていた日本は、その後挑戦を積み重ねることで、小惑星探査機「はやぶさ」や月周回衛星「かぐや」、各種の宇宙望遠鏡などの打ち上げに相次いで成功し、いまや世界の最先端を走るようになりました。まもなく世界初の惑星気象衛星である金星探査機「あかつき」と世界初のソーラーセイルであるイカロスも旅立ちます。これら日本の宇宙科学研究の現状と近未来について紹介します。


20周年記念講演会:5月 9日(日)14時30分−15時30分

 『科学の語り部に』
  講師:池内 了 氏
  (総合研究大学院大学 理事/学融合推進センター長)

 科学は本来楽しいものである。楽しさは、意外性、物語性、関係性、予言力、洞察力、発展性などが、具体的な物を通じて語られなければならない。そして何より、それを伝える人間が楽しんでいなければならない。人と人とが接し合って伝え合うことの重要さを今一度見直してみる必要があるだろう。
 科学の語り部としての三要素は、まず「楽しくやること」。二つ目は、「広がりを持つこと」。そして三つ目は、「考えること、それを通じて何らかの行動を起こすきっかけとすること」である。
 個人の楽しみだけに閉じず、家族・仲間・地域・自治体・国へと広がっていく輪を作り出すことが、現代の科学の語り部の役割だと思う。それは簡単な仕事ではないが、やり甲斐のある仕事である。それがやれてこそ市民に生きる科学が全うできるのではないだろうか。

鳴沢真也
特別講演:5月15日(土)14時−15時30分

 オズマ計画50周年記念講演『なぜ人類はSETIを行うのか?』

  講師:鳴沢 真也(西はりま天文台)

 1960年4月、アメリカで世界初のSETI(地球外知的生命探査)観測が行われました。フランク・ドレイクによるオズマ計画です。今年は、人類がSETIを行って50周年を迎えたのです。講演では、SETIの概要、実際に検出された候補的な信号、講演者が行ったSETI、今後のSETI構想について紹介します。また講演者は4月末にヒューストンで開催された天文生物学 国際研究会に出席・発表してきましたので、そこで得られた世界SETIの最新情報も報告します。最後に、人類はなぜSETIをするのか、その意義についても議論したいと思います。

天の川
特別講演:7月 4日(日)14時−15時

 七夕講演会『天の川の七不思議〜七夕によせて〜』

  講師:黒田 武彦(西はりま天文台)

 天の川(銀河系)と人との関わり、その観測の歴史、天の川の実態等、天の川に関する不思議を7つの項目に分けておもしろく解説します。

宇宙背景放射の偏光
第167回:7月18日(日)14時−15時30分

 『偏光で探る宇宙』

  講師:松田 健太郎(西はりま天文台)

 偏光は読んで字のごとく、光のかたよりのことで、光が持っている重要な情報の一つです。近年では、技術の発展によってこの光のかたよりを精度良く測定できる状況が拡大し、天文学でも偏光を応用した観測が多方面で行われるようになってきています。偏光を上手く活用することで、他の手法では得られない情報が引き出せることもあります。
 講演では、偏光とその天文学への応用についての基本的な解説と、偏光を活用して得られた天文学上の成果についてご紹介します。

パトリック・ソフィア・リカフィカ氏
第168回:8月12日(木)時間未定 【スターダスト2010にて】

 『太陽系の起源と進化:外縁部に未知の惑星か?』
  講師:パトリック・ソフィア・リカフィカ 氏
  (近畿大学総合社会学部 講師)

 地球と月・惑星など、太陽系の起源と進化という話題に昔から我々は深く関心を持っています。近代では観測やコンピューター計算の技術発展のお陰で太陽系の歴史や様々な現象が分かって来ました。その中で一つとして約18年前から海王星の位置以降にある太陽系外縁天体を発見し、新たな太陽系研究の窓口を開きました。
 今回は観測データと数値計算の結果を比較しながら太陽系外縁天体の起源と軌道進化を議論し、その周辺で未知の惑星が存在する可能性や最近の研究などを紹介します。

スウィフト衛星
第169回:10月10日(日)14時−15時30分

 『ガンマ線バーストの観測』

  講師:前野 将太(西はりま天文台)

 宇宙最大の爆発現象であるガンマ線バーストは発見から50年近くが経ち、少しずつその謎が解明されてきました。それらは、観測衛星や地上の望遠鏡の活躍や連携があって生み出されたものでした。いつ、どこで発生するかわからないガンマ線バーストを即座に観測・報告する仕組みと研究者たちの活動、そして最新の衛星たちの活躍を紹介します。

藤沢健太氏

山口大学アンテナ
第170回:12月23日(木・祝)14時−15時30分

 『星とブラックホール 〜山口から、東アジアから、宇宙から観測〜

  講師:藤沢 健太 氏(山口大学理学部 教授)

 星とブラックホールは、どちらも重要な宇宙の構成員です。しかしどちらも小さいため、その姿を直接見るのはまだ難しいのです。「星」も「ブラックホール」も、誰でも知っている有名なものなのに、その姿を見たことがないのは驚きですね。
 何とかしてその姿を見てみたい…私はそんな研究をやっています。そのために、色々な電波望遠鏡を使って観測を行います。

第171回:3月20日(日)14時−15時30分

 『「星の生産工場」の見学に行こう!
       − 暗黒星雲の環境を考える

  講師:丹羽 隆裕(西はりま天文台)

 夜空に輝く星座の星々は、太陽と同じ「恒星」で「暗黒星雲」と呼ばれる天体の中で育ちます。
 ところが、静かな暗黒星雲があるかと思えば周囲を星団に囲まれていたり、超新星爆発の爆風にさらされていたり、その環境は実に多様です。
 今回は、私の研究成果を踏まえ、紫外線の照射を受けながら恒星を『大量生産』している暗黒星雲にスポットを当て、恒星の『生育状況』を見てみたいと思います。


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