●ニュース: 文部科学省の「共同利用・共同研究拠点」に認定されました(2016/04/21)

兵庫県立大学西はりま天文台は、文部科学省から「共同利用・共同研究拠点」に
認定されました。日本全国には、立派な設備を持っている大学や研究所がたくさん
あります。拠点制度は、こうした施設を組織の外部の研究者にも活用してもらい、
世界的な成果を出すことを目指しています。

西はりま天文台の「なゆた望遠鏡」は日本で最大の光学赤外線望遠鏡です。私たちは
3年ほど前に「公募観測」という制度を設けました。これは、年間40夜程度で
「なゆた望遠鏡」を天文台外部の研究者に開放し、自分たちの研究観測をしてもらう
制度です。こうした活動と今後の計画が評価され、このたび文部科学省から拠点の
認定を受けることになりました。天文学分野(素粒子、宇宙線、太陽・惑星分野を除く)
では全国で初めて、公立大学でも4つ目の拠点です。大変光栄なことです。

これを機会に「なゆた望遠鏡」の観測装置の性能をさらに高めることを計画しています。
また、全国の大学で開発された観測機器を「なゆた望遠鏡」に取り付けてユニークな
観測を行いたいと考えています。これらによって、西はりま天文台の研究活動は
さらに活発になることでしょう。全国の研究者や、研究者を志す学生から
「さすが、西はりま天文台だな」と思われるような成果を、これからも出していきたいと
考えています。




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