●ニュース: 研究室学生の論文が学術誌に掲載されました(2020/05/20)

International Journal of Astronomy and Astrophysics(IJAA)に、多葉田晴日さん(2018年度修士課程卒業)の論文が掲載されました。

概要と論文のタイトル、掲載紙へのリンクは以下の通りです。

太陽系外の星に存在する惑星は、主星の前を惑星が通過するときの減光によって検出されるトランジット法によって多数発見されています。トランジット中の減光の様子を複数の波長で観測することによって、惑星の大気について知ることができます。今回、西はりま天文台なゆた望遠鏡の赤外線観測装置(NIC)を使って、J,H,Ksの3バンドでホットジュピターHAT-P-54bのトランジット観測を行いました。その結果、Ksバンドでの減光が可視rバンドやJ,Hバンドよりも深くなっていることが示されました。これは硫化水素がこの惑星の大気に存在する可能性を示すものです。

タイトル:Near-Infrared Transit Photometry of Extra-Solar Planet HAT-P-54b
著者:Haruka Tabata, Yoichi Itoh
リンク:https://www.scirp.org/html/3-4500940_100104.htm



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