●ニュース: しし座AD星の「スーパーフレア」観測に成功(2020/7/10)

京都大学、国立天文台、中央大学、東京工業大学、兵庫県立大学、コロラド大学、NASAから成る研究チームは、温度の低い恒星「しし座AD星」のモニター観測を8夜超に渡って行い、12件の恒星フレアを検出しました。観測データの解析から、スーパーフレアは太陽フレアと同様のメカニズムで起こること、増光を引き起こす高エネルギーの電子の量が太陽フレアよりもおよそ10倍必要であることが分かりました。これまでに得られた太陽フレアの知見からスーパーフレアが惑星に及ぼす影響を評価できることになり、大規模な宇宙天気現象を予報することにつながる成果となりました。 この研究には、西はりま天文台から大学間連携(OISTER)の観測として本田、戸塚、小野里、加藤(現:神戸大)が研究メンバーとして参加しました。

本研究成果は、Namekata et al. “Optical and X-ray observations of stellar flares on an active M dwarf AD Leonis with Seimei Telescope, SCAT, NICER and OISTER”として、『日本天文学会欧文研究報告(Publications of the Astronomical Society of Japan)』に2020年7月10日に掲載されました。


詳しくは

国立天文台のウェブページ

または

京都大学のウェブページ

をご覧ください。



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