●ニュース:恒星間天体「3I/ATLAS」を撮影しました。(2025/7/28)
2025年7月24日、西はりま天文台のなゆた望遠鏡で恒星間天体「3I/ATLAS」彗星を撮影しました。
3I/ATLASは、太陽系外から飛来したと考えられる極めて珍しい「恒星間天体」の一つです。
2017年に発見されたオウムアムア、2019年に発見されたボリゾフ彗星につづいて3例目となります。
ATLAS(小惑星地球衝突最終警報システム)によって7月1日に発見され、
追観測のデータから計算された軌道から太陽系外からの天体であることが分かりました。
また、ハッブル望遠鏡などの観測からは尾のようなものも見られ、彗星であるとされています。
現在、世界中で活発に観測が行われています。
画像:なゆた望遠鏡に搭載された可視光広視野観測装置「WFGS2」で撮影した3I/ATLAS(緑の印)。
3I/ATLASの動きに合わせて追尾しているので、背景の恒星は長く伸びています。
露出時間: 300秒、フィルター: Rc (赤色)
動画:静止画4枚をつなげて動画にしたもの。
視野中央からやや右、流れていく他の星と違って、ほとんど動かない天体が3I/ATLASです。
最初のフレームのみ露出180秒、他は300秒。
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