User Manual/FLIGrab のバックアップ(No.3)

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- 3 (2013-04-09 (火) 16:02:03)

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FLI Grab : スクリプトファイルを使った自動撮影 †

↑

スクリプトファイルの利用方法 †

FLI Grabを起動した状態で、

Sequence Grabを開く
Use script にチェックを入れる(スクリプトファイルを選択できるようになる)
用意したスクリプトファイル（後述）を指定する。
Sequence Grabウィンドウの右下　[Bigin]　をクリックすると、スクリプトの監視が始まる
スクリプトファイルの内容が更新されると（タイムスタンプが更新されると）スクリプトの内容に沿ってCCD制御を実行する
- 指定したスクリプトファイルが既存の場合は、内容を更新するとスクリプトが実行される
- 具体的には、スペースの挿入／削除など、記述に無関係な部分を変更するだけでもタイムスタンプがかわるので、スクリプトが実行される。

↑

サンプル・スクリプト †

購入代理店からもらったファイル：script.txt （おそらく全てのコマンド<-業者に確認中）
こちらからも見れる./sample_script

ダークを取得するファイル：dark_sample.txt

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スクリプトファイルの記述 †

ファイル名は何でもOK

具体的な記述方式：

darkを自動で撮るスクリプト(dark_sample.txtと同じ)

記述　　　　　　　　　　　　　　     （内容）
ICAM CMD DATA_KIND=DARK　　　（画像Typeをダークに設定）

ICAM CMD EXPOSURE_COUNT=10　（10枚に設定）
ICAM CMD EXPOSURE_TIME=10　　 （10秒露出に設定）
ICAM CMD EXPOSURE START　　　  （露出開始）

ICAM CMD EXPOSURE_COUNT=10　　
ICAM CMD EXPOSURE_TIME=30
ICAM CMD EXPOSURE START

↑

FLI Grabのスクリプト用コマンド・リファレンス †

ICAM : MINT用コマンド
SCAM : MALLS用コマンド(単純撮影の機能は同じ)

待機 : ICAM WAIT TIME="秒数"

使用例：　

ICAM WAIT TIME=5
(5秒間待つ、冷却を待つとき、インターバル観測に便利)

データの種類変更： ICAM CMD DATA_KIND="データの種類"
- データの種類は DARK, BIAS, STANDARD_STAR, SKYFLAT, DOME_FLAT, NONE
  - DARKの場合はdark撮影
  - BIASの場合は、bias撮影
  - その他の場合は、Normal(普通の露出)が実行され、fits headerに任意の文字列が書き込まれる
- 使用例：
```
ICAM CMD DATA_KIND=STANDARD_STAR
ICAM CMD DATA_KIND=BIAS
ICAM CMD DATA_KIND=DARK
ICAM CMD DATA_KIND=SKY_FLAT
ICAM CMD DATA_KIND=DOME_FLAT
ICAM CMD DATA_KIND=NONE 
```

CCD温度設定 : SCAM WAIT CCD_TEMP "設定温度","読み取り間隔"

使用例：
```
ICAM WAIT CCD_TEMP 8.0,600
```

シャッター強制開閉：SCAM CMD SHUTTER=OPEN or CLOSE
- 使用例：
```
ICAM CMD SHUTTER=CLOSE
ICAM CMD SHUTTER=OPEN
```

露出枚数の設定　：　ICAM CMD EXPOSURE_COUNT="枚数"
- 使用例 (５枚)
```
ICAM CMD EXPOSURE_COUNT=5
```

露出時間の設定　：　ICAM CMD EXPOSURE_TIME="露出時間"
- 使用例（１０秒露出）
```
ICAM CMD EXPOSURE_TIME=10 
```

露出命令　：　 ICAM CMD EXPOSURE=START or END
- 使用例
```
ICAM CMD EXPOSURE=START
ICAM CMD EXPOSURE=END
```

読み出し領域の設定　：　ICAM CMD EXPOSURE_AREA_X or Y, DX or DY="ピクセル値"

使用例

ICAM CMD EXPOSURE_AREA_X=100
ICAM CMD EXPOSURE_AREA_Y=1250
ICAM CMD EXPOSURE_AREA_DX=100
ICAM CMD EXPOSURE_AREA_DY=250

binningの設定　：　ICAM CMD BINNING="Xbin","Ybin"
- 使用例
```
ICAM CMD BINNING=4,3  
```

Gainの設定？（要確認）
- 使用例
```
ICAM CMD GAIN=1
```

Filterの設定　：　動作確認必要

使用例

ICAM CMD FILTER=FILTER_1
ICAM WAIT FILTER=FILTER_1
ICAM CMD FILTER=FILTER_2
ICAM WAIT FILTER=FILTER_2
ICAM CMD FILTER=FILTER_3
ICAM WAIT FILTER=FILTER_3
ICAM CMD FILTER=FILTER_4