8月
9日 19日
9月
2日
10月
19日 24日 29日

8月9日
アクチュエーターが動いた。
これで可動部はすべて動いたことになる。

8月19日
システムゲインの問題がようやく解決した。
原因はパラレルシフトにおいてクロック間のオーバーラップをとっていなかったため。
cpg.ascii


横軸は露出時間、縦軸はカウント。
だいたい80秒露出ぐらいでサチッている。
赤い点はデータ点、緑の直線は80秒のデータを除いた点をフィットしたもの。


横軸はカウント、縦軸は分散。生データ。
だいたい37,500カウントぐらいでサチッているのがわかる。
バイアスカウントは2,187カウントであり、データシートのフルウェルは150,000エレクトロンなので、コンバージョンファクターは4.25e/ADUとなる。
計算から求めたものは4.205e/ADUなので非常に一致している。


ピクセル間の感度むらの影響を抑えるために同じ露出時間のフレームを引いた。横軸はカウント、縦軸は1フレーム当りの分散。
直線はシステムゲイン4.2e/ADUのとき。
ずれが見られる。まだ感度むらの影響があるのかもしれない。

9月2日
特に報告することはないが、たまには書き込みをしておこう。

実験方法やデータ処理方法を工夫するが、カウント対分散のグラフから求めるコンバージョンファクターは一致しない。
判ったことは白熱電球の電気スタンドは時間変動が1割弱あるという事。
Fe55はガラスを透過しないという事。

CCDを冷凍機と絶縁した。
ノイズは少し収まったが、まだでる。
0.2mm厚のプラスチックを用いたのだが、どうもコンデンサーの様な感じで電気的につながっているようだ。

Fe55からでるKαはCCDに吸収されると1620eでてくる。パラレル0.999999、シリアル0.99999の転送効率では2K+2K転送されるうちに36e失われる。
これを検出するためにはもう少しノイズを落とさなければいけない。

アウトガスが多いみたいだから、モレキュラーシーブをデュワーの中に入れることを考える。
あとCCDがせめて-90度ぐらいまで冷えるようにしなければならない。

10月7日-15日 岡山で観測

10月19日
ここ数週間の怒涛の忙しさも今日で一段落。
忙しいといっても、CCDカメラのことは全くやっていないので、ちっとも進んでいない。
ユーザーズミーティングまでには1回冷やして実験しよう。

10月24日

8月に分かっていたことだけど、この日記に書いてなかったので報告。
0.2mmのプラスチックシートでCCD素子を冷凍機と絶縁したときに撮ったバイアスイメージ。
絵の大きさが少し違いますが、ほぼ同じ領域をカットしました。
デュワーとMFront電源GNDをつなげている。
Tint = 800nsec
ランダムなショットノイズが見られる。
冷凍機を止めるとこのノイズは見られない。
デュワーとMFront電源GNDをつなげている。
Tint = 3200nsec
縞模様が見える。
冷凍機を止めると縞模様は消える。
ここまでが8月に分かっていたこと。
ここからが今日試行錯誤したこと。
デュワーとMFront電源GNDをアースにつなげている。
Tint = 3200nsec
縞模様が消えた。
さらにCCDアウトプットのシールドもアースにつなげると、すこしSTDDEVが下がった。
上と同じコンフィギュレーションで Tint = 800nsec にした。
ショットノイズは消えていない。
上と同じコンフィギュレーションで Tint = 1600nsec にした。
少しノイジー。
上と同じコンフィギュレーションで Tint = 2400nsec にした。
縦じまが消えた!
ショットノイズもなし。
上と同じコンフィギュレーションで Tint = 4000nsec にした。
縦じま現れる。
これらのデータの詳しい解析結果はまた後日。

10月26日-28日 ユーザーズミーティング

10月29日


積分器での積分時間 対 リードアウトノイズ
赤の点が実験データ。800、1600、2400、4000 nsec
コンバージョンファクターは以前の実験から800nsecのとき4e/ADU、3200nsecのとき1e/ADUだったので計算式のとおり積分時間に反比例していた。今回の実験ではこの結果をもとにコンバージョンファクターを計算している。
緑の線は a/x+b でフィットしたもの。

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