銀河の世界へようこそ

ここに載せている画像のほとんどは他の天文台で撮影されたものです。
ゆくゆくは、なゆた望遠鏡で撮影された画像に置き換えていきたい。


銀河とは無数(だいたい1000億個程度)の星の集まりのこと。

我々の銀河

夏の夜空にまたがる天の川
小さな双眼鏡や望遠鏡で見ると、それが無数の星のあつまりであることがわかります。
太陽系は約2000億個の星が集まった円盤状の銀河系に属しているのです。その円盤を内側から見たのが天の川なのです。

天の川はいて座の方向で幅が広いことに気づきます。
銀河系の中心付近にはバルジと呼ばれる膨らみがあります。
地球は銀河系の中心から離れた位置にあって、いて座方向に銀河の中心があるのです。

銀河はいっぱい

右の画像はハッブル宇宙望遠鏡において撮影されたものです。写っているのはほとんど銀河です。数えられますか? 約1万個の銀河があると見積もられています。
範囲は月の直径の1/10程度の狭い範囲です。こんなに狭い範囲に、これほどの銀河があるのですから、宇宙にある銀河の数を考えると気が遠くなります。

いろいろな形の銀河

銀河にはいろいろな形のものがあります。なぜこのような形になったのでしょう。
この素朴な疑問は銀河天文学の大きな課題でもあります。
楕円銀河 レンズ状銀河 渦巻銀河

M87; アングロ・オーストラリア天文台提供

M104; 国立天文台提供

M100; ヨーロッパ南天天文台提供
文字どおり楕円形の銀河。 偏平率によって、さらに1から7までグループ分けされます。 円盤を持つが渦巻銀河のように渦状の腕はみられない。 渦状の腕が特徴的。中央の明るい丸い部分はバルジと呼ばれる領域。 渦の巻き付き具合やバルジ部と円盤部の比率でa〜dまでグループ分けされます。
棒渦巻銀河 不規則銀河

NGC1365; ヨーロッパ南天天文台提供

Leo A; 国立天文台提供
中央のバルジからのびた棒状の構造と、 その先端からのびている渦状の腕が特徴的。 渦巻銀河と同じようにa〜dまでグループ分けされます。 先の3つのタイプのどれにも属さないような銀河。

銀河の群れ

群をなしている銀河達もいます。集まっている銀河の数によって、銀河群と呼ん だり銀河団と呼んだりします。
銀河群 銀河団

HCG40; 国立天文台提供

Abel2218; NASA提供
数個から数10個程度 数100個程度

衝突する銀河

星どおしが衝突する確率は非常に小さいですが、銀河どおしが衝突する確率は結構高いのです。

NASA提供

NASA提供
NGC4038/NGC4039
二つにのびた細長い構造が昆虫の触覚に似ているのでアンテナ(触覚)銀河とも呼ばれています。
NGC4676


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