◎ 簡単なまとめ
  6月27日ごろからヘラス辺りが画像の周辺で黄色っぽくなっている様子を≪ドミニコ・リッチェル:イタリア≫氏がとらえています。この傾向は、7月1日のD.C.パーカー氏の発生をとらえた画像が出るまで続いていました。
 7月1日に発生し、7月2日にはやや東西に長くなっています。7月3日には一気に東(south-upで左)にとび、ヘスペリア(240W,-20)ふきんに新しい淡いダストを形成しています。この部分は、ヘラスから飛んだのか連鎖的に発生したのかは断定できませんが、移動の速度から見て安達は、連鎖的に発生したと見ています。このようすは、この日のD.C.パーカー氏のグリーン画像に良く出ています。
 7月4日クレイ・シェロッド氏の画像で拡がった雲の様子が良く分かります。2001年の大黄雲の様子を彷佛とさせてくれます。この日の大黄雲は、リム近くではっきりしませんが。西側に拡がった様子が分かります。ヘレスポントスを横切っているのがD.C.パ−カ−氏のグリーン画像ではっきり分かります。
 ここまでの様子は動画にされています。西への展開も出ていますから、気をつけてみて下さい。
 7月5日には西へ拡がった大黄雲がノアキスに侵入し、平仮名の「つ」乃ような形になって拡がっている様子がとらえられています。これは日本国内で最初の大黄雲の報告となりました(ただしこれは、我々のHPだけのこと)。
 東へ進行している大黄雲はキンメリウムをこえようとしています。200付近にまで達し、クレイ・シェロッド氏の画像では平仮名の「つ」の裏返しのような形(勾玉のような形)になっているのが記録されています。
 7月6日。大黄雲の本体と思われるヘラスの付近の嵐は位置を南にシフトさせています。ただし、今の所7月6日の情報はまだ少なく正確な情報ではありません。
 以上が現在分かっている範囲です。7月7日01時記す。