4.火星共同観測期間 時政典孝(西はりま天文台)

(1-b)2003観測期間: 2003年5月8日-12月10日

宇宙科学研究所火星探査機「のぞみ」は、2003年末から2004年初頭に火星周回軌道へ到着予定となっている。したがって今期の観測期間では、「のぞみ」との共同観測とはならないが、共同観測の結果をのぞみの探査研究活動に役立てたい。2003年の観測では、視直径が10"以上となる5月8日から12月10日を共同観測期間とする。しかし、シーイングの良いときであれば、火星の大規模な気象現象は観測可能であるし、火星探査機「のぞみ」の観測は、2004年1月以降約1年間となるので、期間外でも観測を行って欲しい。視直径が8"以上となる期間は、2003年4月11日から2004年1月6日である。
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