・GRAPE との接続

 重力を考慮した流体力学計算は、天体物理学においては必須である。従って並列化されたSPH専用計算機システムにおいて、GRAPE(GRavitation PAiPEの略:重力多体問題専用計算機/東京大学宇宙地球科学教室が開発)との接続(互換性)について十分に考慮しなければ意味がない。GRAPE システムの構成はおよそ以下の通りとなっている。


 GRAPE において、演算に必要な粒子の位置の“情報を取得する”インタフェースとなっているのは Control Board である。粒子の位置の情報は、SPH の演算に必要な情報の一部として重複しているから、以下のように SPH専用計算機ボードとデータバスを繋ぐことで情報を共有できるだろう。



その際、プロセッサボード上での GRAPE との入出力は下図のような構成になる。




まとめ

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