質問コーナー
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その24(2014年度第1〜3回)
Q:星占いの星座はどのように分けられるのですか。
また星占いは何を根拠に言っているのですか。
A:まず、星占いの星座は天球上の太陽の通り道(黄道)に位置する12の星座を使っています。正式には星座の広がりはまちまちなので、黄道を12等分した12宮で定義され、それに近くの星座名を当てはめているようです。黄道上の太陽の運行は、そのまま太陽を地球が回る公転(1年)に対応しますから12宮は暦そのものです。星占いの星座が当てはめられる期間は、その星座の宮に太陽が居る期間になります。
また太陽系の惑星は地球の軌道面と近い軌道面を持っていますので、目に見える惑星が黄道付近を移動していることは古くからわかっていました。
星占いは、太陽と各惑星がどの星座の宮に居るかを元にして何かを騙る手法です。私が個人的に調べた範囲では、占いに必要なものは、まずは曖昧な意味を割り当てた事物と、それを使って複数の組み合わせる仕組み(手法や手順)です。タロット占いでは様々な絵柄のカードそれぞれに曖昧な意味を持たせてあり、それを決まった手順で並べることにより、曖昧な意味の組み合わせを作ります。その曖昧な意味の組み合わせを元にして被占者の顔色や反応を見ながら信じられそうなことを言うのが占いです。星占いでは星座の宮と月、太陽、惑星に曖昧な意味が当てはめられています。複雑な組み合わせは、その時々の天体の配置が作ってくれます。
さて問題は星座や天体に意味を当てはめるのに何の科学的根拠もないことです。そして曖昧な意味の組み合わせからは、どうとでも解釈可能な連想を作ることができます。
同じような仕掛けを持つものに「ノストラダムスの予言書」があります。
2014年5月10日土曜日