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SN比と(等級、露出時間)との関係 のバックアップ(No.4)


WFGS2-Top

使用データ

  • 観測日時: JST 2019年7月7日 22:00-24:00頃
  • 観測天体1: HR7596 (B9IV)
    • Rmag = 5.631 (SIMBAD Vmag を、B8VおよびA0Vの V-R (Allen’s Astph. Qnt. )を使って補正 )
    • 露出時間 = 1, 5, 20 sec
  • 観測天体2: BD+33 2642
    • Rmag = 10.884 (SIMBAD)
    • 露出時間 = 20, 60 sec
  • スリット: slit-mrr (幅狭部に導入)
  • グリズム: g300
  • フィルター: LWP (オーダーカット)
  • フラット: 天体と同じ分光モードでドームフラットを取得

SN比導出

  • 1次元化したスペクトルについて、波長域 660-662nm のカウント平均値をS (signal)、標準偏差を N (noise) とした。

SN比と(等級、露出時間)の関係

  X = 10^(-mag/2.5) * exp   (mag: Rバンド等級、exp: 露出時間[秒])

とおくと、Xと「波長660nmでのS/N(2nm幅~波長分解要素あたり)」について、

  log(S/N) = a * log(X) + b  (a=0.46, b=3.16)

の関係が得られた。

c2e.snr2erg.jpg

ただし、これはSN比 50-500程度のデータ範囲(しかもデータ数少ない)で得られた結果。 この範囲外(特にSN比が低い方)ではこの関係は成り立たない可能性があるので、要注意。