
◎画像アーカイヴ:C/2007 N3 (Lulin)
この彗星は、台湾の鹿林(ルーリン)天文台で2007年の7月11日に発見されました。発見時の等級は18.9等で、7月17日に核をとりまくコマの存在が確認されました。2008年に入り、着実に明るさを増していったルーリン彗星は、9月に10等を切るまでになり、合(地球から見て太陽と同じ方向に見える状態)を迎えた後12月には明け方観測されるようになりました。ルーリン彗星の軌道の傾きは地球の公転軌道と近く(傾斜角〜1.6°)、尾は黄道に沿う方向に伸びて、はっきり見えるようになったのは近日点をかなり過ぎた2009年2月のことでした。2009年2月24日の地球最接近の前後には、およそ5等級にまで明るくなり、肉眼彗星となりました。
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C/2007 N3(ルーリン彗星) 低解像度 (691KB) 高解像度 (2.2MB) Takahashi ε-180ED + PENTAX *istDL2 :24分 観測日:2009/ 2/21 |
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C/2007 N3(ルーリン彗星) 低解像度 (536KB) 高解像度 (1.9MB) Takahashi ε-180ED + PENTAX *istDL2 :24分 観測日:2009/ 3/ 1 |
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