
◎画像アーカイヴ:NGC 7023/LBN 487
太陽系から約1400光年離れた所にある反射星雲です。その形状や美しさからアヤメ星雲(Iris Nebula)と呼ばれています。暗い星が多数写っているのは、この星雲がNGC 7023という散開星団に付随しているからで、輝く星雲は星団の星々の材料となった分子雲の一部とみられています。中心に眩しく輝くのは生まれたての恒星、Herbig Be星と呼ばれる、安定した主系列星になる前の星で、温度は17000度に達します。その近傍の分子雲は、光に照らされて光るだけでなく、エネルギーの高い光によって分子が解体される光解離領域と呼ばれる天体の代表例ともなっています。
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NGC 7023/LBN 487(アヤメ星雲) 低解像度 (831KB) 高解像度 (3.2MB) 赤:Rバンド 300秒 緑:Vバンド 540秒 青:Bバンド 600秒 観測日:2008/ 8/24 |
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