●ニュース: なゆた望遠鏡、はやぶさ2と分離したカプセルの撮影に成功!(2020/12/05)

2020年12月5日、なゆた望遠鏡のWFGS2で小惑星探査機はやぶさ2と分離したカプセルの撮影に成功しました。日本公開天文台協会(JAPOS)やJAXAなどが主催する「おかえりはやぶさ2」観測キャンペーンの枠組みとして、位置データなどを提供していただき撮影したものです。
この画像は、なゆた望遠鏡可視光分光撮像装置WFGS2によって17時50分頃撮られた画像を処理したもので、緑の丸で囲った光の点がはやぶさ2と分離したカプセルです。


なゆた望遠鏡と可視光分光撮像装置WFGS2で撮影した地球接近時のはやぶさ2。 17:30頃に露出60秒で撮影しました。線のようなものは背景の星です。なゆた望遠鏡を、はやぶさ2の移動にあわせて動かしながら撮影したため、星は線のように伸びてしまっています。


1時37分頃のカプセルの画像、60秒露出。移動速度が速くなり、夕方に撮影した画像と比べると背景の星が長く写っている。

地球の影に入る直前のはやぶさ2。移動速度も速くなり、2時前に影に入って見えなくなりました。

関連ページ
JAXAはやぶさ2プロジェクト
「おかえりはやぶさ2」観測キャンペーン


はやぶさ2が旅してきた小惑星リュウグウ。こちらも2020年12月5日撮影。

西はりま天文台では他大学等と共同でリュウグウの研究観測も行っています。
WFGS2で小惑星リュウグウを偏光観測しました。(2020/11/04)



トップページへ戻る