SETIStarsって何?

アメリカのSETIを救いましょう! (目標金額に到達し終了しました。ご協力ありがとうございました!)

これは、アメリカSETI(地球外知的生命探査)研究所(以下、研究所)が行っているSETIStars募金を日本語で解説しているページです。募金した人が"star"です。これは、SETI研究所の許可をとり、鳴沢個人の意志により開設したページです。

SETIstarsとは?

SETI研究所を財政援助していた2つの組織、NSF(全米科学財団)とカリフォルニア州は2011年4月に援助金を減額しました(特に、NSFは1/10に削減しました)。これを受けて研究所では、200,000ドルを目標に募金活動を行っております。この金額があれば、同研究所のATA(アレン・テレスコープ・アレイ)によるSETI観測が復活します。地球類似の惑星が発見されている現在は、地球外生命探査上たいへん重要な時代といえます。この寄付によりATAは太陽系外文明からの信号を捜査することができます。地球外知的生命を発見するために援助をお願いします。

> 米のET探査計画、再開へ J・フォスターさんらが支援 (asahicom)

進捗状況

募金は2011年6月22日から40日間ほど行われましたが、目標金額の90%ほどでしたので、 1週間ほど延期しております。(2011.08.01)

45日めにして目標金額に達しました!(2011.08.05)

2回目の活動延長となりました。(2011.08.06)

終了しました。(2011.08.15)

実際の寄付の仕方

SETIStarsへ行く。
寄付したい金額をチェックする。
(右側には、寄付者数、寄付された金額、寄付受付期間の残りの日数、最近の寄付者名などが掲示されています)
Continueをクリックする。

2ページ目で寄付希望者の情報を書きます。赤い星印は必ず記入します。
(匿名の場合はAnonymous Donationをチェックです)
戻るにはPrevious、続ける場合はContinueをクリック。

3ページ目は、クレジットカードに関する情報を書きます。
VISAかMasterかどちらかだけのようです。
CVV2は、セキュリティに関するもので(各自でご確認を)、カードの裏の署名欄に書いてある数字です。
Submitをクリックすると、あなたも"Star"です。どうやら手作業でしているようで、starの箇所に名前が掲載されるのに数日ほどかかるようです。名前がすぐに載らなくても、あわてないで。募金したことを忘れたころに手続き完了のメールが届くようです。

SETIstarsのページの翻訳部

概要

研究所は宇宙探求者として知られていますが、これまでは関連している情熱的で、科学に熱心で、創造的な人々によってのみでした。これが、SETIstarsを立ち上げた理由です。SETIstarsは、以前よりもビジョンを持ち、活動をサポートしてくれる方々と研究所を親密に結びつけてくれる率先力となり、私たちの仕事を可能にしてくれるでしょう。

優先的課題は、一日も早く、ATAによる観測を再開することです。ATAは、数々の天文学的な研究に利用される電波望遠鏡です。主には、地球外文明のサーチ、そして私たちの宇宙における起源の探求にも使われます。しかしながら、最近の財政難により、この有用な望遠鏡が休止状態となっており、研究所の宇宙探求のビジョンをとりまく状況は悪化しております。皆様の援助あれば、研究所はこの状況から脱することができます。

しかし、どんな価値ある試みもそうであるように、最初のチャレンジで達成できるとは限りません。これは生涯続く旅なのです。いつの日か、私たちの世界の全てを変えてしまうことになるかもしれない疑問に答え見つけるための継続した努力としての旅です。それは、一夜にして起こるものではないでしょう。しかし、皆様のサポートでそれが起こるかもしれないのです。

ここに私たちは人類への協力を呼びかけます。今こそ、参加していただく時なのです。いっしょにやりましょう!

FAQ

SETI研究所とは?

SETI研究所は、科学研究、教育と公的なアウトリーチを目的とした非営利な学術団体です。

以下の3つの部門があります。SETI調査センターカール・セーガン宇宙生命研究センター、そして教育及び公的アウトリーチ・センターです。

1984年11月に設立され、翌年の2月から活動を開始しました。現在、150人以上の科学者と教育者、それに援助スタッフがいます。研究所は2つのセンターで支えられています。ジル・ターター博士は、SETI調査センターのリーダーであり、バーナード・M・オリバーの座にいます。カール・セーガン宇宙生命研究センターの所長は、デイビッド・モリソン博士です。エドナ・デボラは教育及び公的アウトリーチ・センターを指導しています。

研究所の目的は宇宙における生命の性質や割合などについての探求、理解そして説明です。

私たちは、人類の歴史を深く探求することを導き、私たちの起源と宇宙における位置を知ることができると信じています。

詳細はこちら(英文) (下記の鳴沢メモも参照してください)

ATAとは?

ATA(アレン・テレスコープ・アレイ)は、LNSD(Large Number of Small Dishes)のアレイで、高効率で電波天文学やSETI分野でセンチメートル波領域において同時観測が可能です。ATAは従来の大型(高価な)の1つのアンテナよりも、小さいが複数のアンテナ群で観測する電波スペクトル・サーベイによる新しい手法だといえます。(下記の鳴沢メモも参照下さい)

なぜATAは、休止状態となった?

研究所の所長、Tom Piersonが2011年4月22日に出した声明(英文)を参照して下さい。(下記の鳴沢メモも参照してください)

SETIstarsとは?

SETIstarsは、ATAを使った観測への救済援助のために研究所が主導して行うものです。募金を行った方は地域社会活動者として、また研究所の支援者、寄付者(金銭的にもそうでなくても)とみなされます。ATA復活のための募金からスタートしました。しかし、これは始まったばかりの活動です。

募金活動が時間内に成功すると、どうなりますか?

ATAがその活動を再開します。研究所はそれと、この目的達成のための他の財政援助に期待してます。

時間内に成功しなかったら、どうなりますか?

ATAの復活にっとっては切実な問題です。運用維持も致命的な問題となります。研究所は再び募金活動をすることになるでしょう。

この募金は税金が免除されますか?

はい。アメリカからの寄付はIRS(国税庁)の法律で税金が免除されます。他の国からの寄付については、それぞれの国の政府機関に相談してください。

この募金はSETI研究所、SETI.orgへの寄付と同じことになりますか?

はい。しかし、通常のまたはTeamSETI会員からの寄与は、SETI.orgのSETIに関する様々なプロジェクトのために自由に使われます。一方で、SETIstarsは、ATAの再開という明確な目標のために使われます。

募金したことはどうやってわかりますか?

SETIstarsのここを見て下さい。

何か提案をすることはできますか?

はい。ここに書いて下さい。

匿名で寄付できますか?

はい。寄付のページに「匿名」を選択できるチェックボックスがあります。匿名を希望すると、研究所はその方の名前は公表しませんし、寄付者名簿にも載りません。

会社、学校、組織として寄付できますか?

はい。大いに役立ちます。チーム、クラス、その他のグループからの寄付について具体的な手順を公開する予定です。

SETIstarsは、どのように運用されていますか?

研究所と共同出資者、ボランティアで運用されています。あなたもお手伝い下さい

他の出資団体による寄付とどう違うのですか?

多くのNPO団体が構成員に支援を期待しています。個人のボランティアもSETI研究所の設立時から時間、知識、金銭面での提供をしています。 しかし、研究所の状況は緊迫しているために、ATAの観測休止の時からSETIstarsを立ち上げました。それにより広い範囲の支持者が研究所にとっての策略になります。研究所の活動が今後も発展し維持されることを願います。あなたの新しく独創的なアイディアに期待しています。

SETIQuestとはどのような関係にありますか?

setiQuest(英文)は、地球外文明探査の手法を改善し、SETIとそのプロセスを通じて世界を変えようとするコミュニティです。あたなはソフト開発、シグナル検出アルゴリズム開発、市民科学者として参加できます。

SETIQuestは、募金が目的のものではないので、SETIstarsとは別です。 (下記の鳴沢メモも参照して下さい)

TeamSETIとはどのように関係していますか?

TeamSETIは、年単位で研究所をサポートする会員制度です。SETIstarsは、明確な目的があります。TeamSETIの会員はSETIstarsを支援することが推奨されます。

TeamSETIに入会希望で100ドル以上の寄付をSETIstarsにされた方には特別会員として認定書が送られます。次のアドレスへ知らせて下さい。TeamSETIメンバーとして歓迎します。

membership@seti.org

詳細は、こちらをご参照くださいTeamSETI(英文) (下記の鳴沢メモも参照して下さい)

他に何かお手つだいできますか?

ここを見て下さい。

SETIstarsを改善するアイディアがあります。どうしたらいいですか?

ここに書いて下さい。

さらに詳細を知りたいのですが?

ここに書いて下さい。

募金をしました。どうやって確認できますか?

研究所への多数の寄付者を認識できるようにする計画がありますが時間がかかります。確認されたい方は、ここにその旨を書いて下さい。

鳴沢メモ

SETI研究所

SETI研究所の本部は、カリフォルニア州サンノゼ(シリコンバレー)にあります。名前にはSETIがついてますが、宇宙生物学全般を研究しています(近くには同じく宇宙生物学も行っているNASAのエームズ研究所があります)。世界で最初にSETIを実行したフランク・ドレイク博士は、名誉教授です。

ATA

ATA(アレン・テレスコープ・アレイ)は、カルフォルニア州ハット・クリーク電波天文台(サンフランシスコより北東約470km、研究所本部から車で約6時間)にあります。カリフォルニア大学バークレー校と共同運用しています。2001年にマイクロソフトの創立者の1人、ポール・アレン氏が1350万ドルの資金援助しました。0.5〜11.2GHzまで同時に観測ができます。SETI以外の観測にも使われています。鳴沢がプロジェクト・マネージャーを行ったドロシー計画にも参加しました。現在は6mのアンテナが42台ありますが、将来は350台まで増設する構想でした。

Tom Pierson所長の声明

コアな部分は、研究所を財政援助していた2つの組織、NSF(全米科学財団)とカリフォルニア州は2011年4月に援助金を減額しました(特に、NSFは1/10に削減しました)、ということです。

SETIQuest

ジル・ターターの2009年度TED賞の受賞にともなって(彼女の「世界を変えたい」という願いから)始まった市民参加型SETIプロジェクト。SETI@homeは、ごく一般の方も参加できるのに対して、ある程度の技能を持った方の参加となるようです。ソフトウェア、DSP(デジタル・シグナル・プロセッシング)アルゴリズム、市民科学者、データ・リリースの4部門があります。

TeamSETI

年単位で更新する研究所支援友の会的なもの。会員になった時の特権は、科学雑誌「Mercury」を送ってもらえる、イベント情報を教えてもらえる、研究所のギフトショップで購入する場合の割引などのようです。研究所に訪ねたところ、2011年7月15日現在の会員数は2850人とのことです。また、過去にあった大きなイベントの例として、ドレイク博士がアイスクリームを給仕してくれて、アイスを食べながら、研究所の方々と話しあえる Ice Cream Socialというものがあったようです。(今年、2011年も9月18日にあるようです → 2011 Ice Cream Social

鳴沢SETIのページに戻る