#author("2022-12-16T07:34:51+00:00","default:nhao","nhao")
#author("2022-12-16T07:35:19+00:00","default:nhao","nhao")
* ドームフラットの簡易マニュアル [#kc251eda]
- フラットランプ制御用の電源装置(ナスミス台2に設置)の正面パネルにある物理電源をONにする。通常はONの状態で設置してあるので、この作業は必要ない。
- 望遠鏡とドームの向きは以下のように設定するとよい(2021.2.17現在)。
  ドームの方位角(AZd) - 望遠鏡の方位角(AZt) = 71(deg)
  望遠鏡の高度 =40 (deg)
ドームの方位角は、指令角度に対しておよそ0.2度のズレが生じる。~
そのため、指令角度は信用せず、必ず「架台AZ実角度との差」の値が71degとなるようにすること。~
-ランプ点灯から消灯までは以下の手順で行う。~
1, 初めに、obs2またはobs1bの端末上(どこのディレクトリでも可)から、
  flatcont.sh -i
を実行し、初期化を行う。~
2, 続いて以下のコマンドで電源をONにする。
  flatcont.sh -n
3, 電流を流し、ランプを点灯させる。以下は10Aの電流を流す時のコマンド。
  flatcont.sh -c 10
(注意)15A以上の電流はケーブルの耐久値を超えるので設定しないこと。~
ランプは少なくとも1分程度は点灯させないと、光量が安定しないように見える。~
4, ランプを消灯させる。
  flatcont.sh -f
以上。

-トラブルシューティング
--obs2またはobs1bからflatcont.sh -iを行うが、errorやNGが出る。
  ナスミス台のランプ制御PC(9agcc)を再起動した後に、
  sudo chmod 666 /dev/ttyUSB0
  を行うことを忘れているかも?
  obs2またはobs1bから
  ssh -X nhao@9agcc
  で9agccに入り、どこのディレクトリでもいいので以下を叩く。
  sudo chmod 666 /dev/ttyUSB0
  *パスワードはいつもの~

-トラブルシューティング その2
--obs2またはobs1bからflatcont.sh -iを行うが、
 Serialport /dev/ttyUSB0 successfully opened.
 # Command: ADDR 1 ->TIMEOUT
 # Command: *IDN? ->TIMEOUT
のようにタイムアウトされてしまう。
 /dev/ttyUSB0のgroupがdialoutから変更されてしまっている可能性がある。
 $ls -l /dev/ttyUSB0
 の結果が、
 crw-rw-rw- 1 root root 188, 0  6月  4 14:11 /dev/ttyUSB0
 などとなっていたら、
 sudo chown root:dialout /dev/ttyUSB0
 としてgroupをdialoutに戻す。この後、
 sudo chmod 666 /dev/ttyUSB0
 とするのを忘れずに!

-トラブルシューティング その3
--autoguide2等で2[s]以上の長い露出を指定すると1枚目の露出で処理が固まる。~
→一旦ATIKを終了した後、MSVをreboot。その後、再びATIKとの通信を確立させる。
  msv$ ctrl_test.sh --fin
  msv$ sudo reboot
  obs1b等$ ssh -X msv
  msv$ ctrl_test.sh --connect

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