ドームフラットの簡易マニュアル

  • フラットランプ制御用の電源装置(ナスミス台2に設置)の正面パネルにある物理電源をONにする。通常はONの状態で設置してあるので、この作業は必要ない。
  • 望遠鏡とドームの向きは以下のように設定するとよい(2021.2.17現在)。
     ドームの方位角(AZd) - 望遠鏡の方位角(AZt) = 71(deg)
     望遠鏡の高度 =40 (deg)
    ドームの方位角は、指令角度に対しておよそ0.2度のズレが生じる。
    そのため、指令角度は信用せず、必ず「架台AZ実角度との差」の値が71degとなるようにすること。
  • ランプ点灯から消灯までは以下の手順で行う。
    1, 初めに、obs2またはobs1bの端末上(どこのディレクトリでも可)から、
     flatcont.sh -i
    を実行し、初期化を行う。
    2, 続いて以下のコマンドで電源をONにする。
     flatcont.sh -n
    3, 電流を流し、ランプを点灯させる。以下は10Aの電流を流す時のコマンド。
     flatcont.sh -c 10
    (注意)15A以上の電流はケーブルの耐久値を超えるので設定しないこと。
    ランプは少なくとも1分程度は点灯させないと、光量が安定しないように見える。
    4, ランプを消灯させる。
     flatcont.sh -f
    以上。
  • トラブルシューティング
    • obs2またはobs1bからflatcont.sh -iを行うが、errorやNGが出る。
       ナスミス台のランプ制御PC(9agcc)を再起動した後に、
       sudo chmod 666 /dev/ttyUSB0
       を行うことを忘れているかも?
       obs2またはobs1bから
       ssh -X nhao@9agcc
       で9agccに入り、どこのディレクトリでもいいので以下を叩く。
       sudo chmod 666 /dev/ttyUSB0
       *パスワードはいつもの~
  • トラブルシューティング その2
    • obs2またはobs1bからflatcont.sh -iを行うが、
      Serialport /dev/ttyUSB0 successfully opened.
      # Command: ADDR 1 ->TIMEOUT
      # Command: *IDN? ->TIMEOUT
      のようにタイムアウトされてしまう。
      /dev/ttyUSB0のgroupがdialoutから変更されてしまっている可能性がある。
      $ls -l /dev/ttyUSB0
      の結果が、
      crw-rw-rw- 1 root root 188, 0  6月  4 14:11 /dev/ttyUSB0
      などとなっていたら、
      sudo chown root:dialout /dev/ttyUSB0
      としてgroupをdialoutに戻す。この後、
      sudo chmod 666 /dev/ttyUSB0
      とするのを忘れずに!

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Last-modified: 2022-12-16 (金) 16:35:19 (496d)