ダイヤルゲージを使って、赤経軸駆動部のウオームギヤの軸受けに遊びが数十μmあり、しかも正確に6分の時間間隔で、ウオームギヤが東方向に1μmずつズレて行くことがわかった。これは6分ジャンプと関係があるとしか思えない。 |
4月8日(観測: 鳴沢、横山[HTI])
手順:60cm直焦点+35mmカメラで散開星団を2時間露出。軌跡を調査。
撮影 Mel 111,JST 20h50m~22h50m
結果:少なくとも2時間はジャンプ現象は継続する。やはりDec方向にもくねっている。
まず赤経部のウオームギアが6分間隔でおこすズレが、ダイレクトにトラッキングエラーになるとすると、ウオームギア軸受けの遊び量〜10μm を消費しきってしまうまで6分ジャンプは継続すると思われた。予想される継続時間はおよそ1時間強。はたして2時間も続くとなると...ウオームギヤのズレは、6分ジャンプと同様に観測される結果であって原因ではないのかもしれない。