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#author("2023-06-07T09:48:44+00:00","default:nhao","nhao") #author("2023-06-07T09:54:38+00:00","default:nhao","nhao") #contents ~ ~ 2022年2月現在、標準のユーザ端末はOBS1b。以下の"OBS1" は "OBS1b" に読み替えてください。 * 観測開始 [#n1ea295f] ** 観測装置(WFGS2)の準備 [#oa503f9e] - OBS1からWIZにログイン obs1$ ssh nhao@wiz -X - 1-2個、ターミナルを開いておくと便利。 wiz$ xterm & - 装置セットアップ(望遠鏡はEL=90とするのが無難) wiz$ SetupWFGS2.sh; fin -- fin, fin2 はOBS1から音を鳴らすコマンド。上記のようにすると、コマンド完了後に音が鳴る。なくてもよい。 -- このスクリプトによって以下の作業が実行される --- カメラ電源ON --- INDI server (FLI, ZWO カメラの制御 )を立ち上げる (別窓) --- wheelを制御するためのサーバを立ち上げる (別窓) --- main camera (FLI)、slit view camera (ZWO) への接続、冷却開始 (FLIカメラの設定温度は-30度) --- ds9 を立ち上げる --- スリット、フィルター、グリズム用 wheel の位置初期化 --- 波長較正ランプ OFF、OUT --- 半波長板 OUT --- ステータスモニタ(mon_status.py, 別窓) を立ち上げる -- (注)Setupスクリプトは、wheel初期化やCCD冷却が完了する前に終了する。 --- wheel初期化までの所要時間 (目安): 3分(スクリプトセットアップ前のwheelの位置にもよる)。 --- CCDの冷却完了までの所要時間 (目安): 15-20 分 (環境温度や設定温度による) -- wheelの初期化に失敗することがある。"server for wheel moter control" 窓(下図)のメッセージを見て、4つのwheel (番号: 0-3) の初期化が正常に完了したことを確認すること。 #ref(wheel.png) 失敗した時 ("Error"などの表示が出る) は以下を試す。 --- 全てのwheel を初期化したいとき wiz$ wh_init_all --- 特定のwheelのみを初期化したいとき wiz$ wh <wheel_number:0-3> init (例) wiz$ wh 3 init wheel_number: 0=slit, 1=filer1, 2=filter2, 3=grism ~ --- また失敗するなら、次のコマンドでwheelを少し動かしてから、再度初期化。 wiz$ wh <wheel_number:0-3> +|-<number_of_steps> (例) wiz$ wh 3 +1000 --- それでもダメなら望遠鏡のELを90度にしてもう一度初期化コマンドを実行 - WFGS2ステータスモニタで、CCD temp と CCD power を確認。設定温度(-30度)に達していなかったり、power に余裕が無ければ(目安: power > 95 %)設定温度を上げる。powerに余裕があれば(目安: power < 80 %)さらに温度を下げる。 wiz$ wfgs.py --cooler temp_to_set (例) wiz$ wfgs.py --cooler -35 - ログシートを開く~ -- web 自動ログ (42系内のPCから): http://192.168.42.182:6002 --- 手動がよければ (OBSxで) obsX$ wfgs2logc - なゆた望遠鏡ステータスモニタを開く (OBSxで) obsX$ tfing - デスクトップ配置例(低解像度ディスプレイ1枚の場合) #ref(wfgs2desktopS.png) ** 望遠鏡の準備 [#jd40034b] - (望遠鏡制御については [[なゆた操作簡易マニュアル>http://www.nhao.jp/~openuse/tel_ope_manu.pdf]] や [[nayutaコマンドの説明>http://www.nhao.jp/~nayuta/nayuta_wiki/index.php?%A5%DE%A5%CB%A5%E5%A5%A2%A5%EB/%A5%BD%A5%D5%A5%C8%A5%A6%A5%A7%A5%A2%A4%CE%C0%E2%CC%C0]] も参照のこと) - UCC マシン上の 望遠鏡制御ソフト (ucc_run)を使って、以下を実行。 - 可視光撮像観測モードの観測準備 - エンクロージャの回転同期を入れる - エンクロージャスリットを開ける - ミラーカバーを開ける //- 天体に向ける - 視野回転の設定 -- AZ/EL同期: ON --'' 画像の上方向(+Y)を北にするときは、指令位置角=-45'' obsX or wiz$ nayuta -sc -45 -- 画像の向きと 視野回転 指令位置角の関係 画像の上方向(+Y)の位置角 = 指令位置角 + 45 指令位置角 = 画像の上方向の位置角 - 45 (位置角の定義: N=0, E=+90) ** フォーカス合わせ [#k4ffe0f6] - ucc_run または [[nayutaコマンド>http://www.nhao.jp/~nayuta/nayuta_wiki/index.php?%A5%DE%A5%CB%A5%E5%A5%A2%A5%EB/%A5%BD%A5%D5%A5%C8%A5%A6%A5%A7%A5%A2%A4%CE%C0%E2%CC%C0]] でフォーカス合わせ用の天体に望遠鏡を向ける。 - フィルターが正しいこと、スリット、グリズムが退避していることを確認する。以下のコマンドでwheelのステータスが表示される。 wiz$ st - 設定を変えるときは、 (フィルター設定) wiz$ fl filter_name; fin2 (スリット設定) wiz$ sl open; fin2 (グリズム設定)wiz$ gr open; fin2 - 使用するフィルターを挿入する wiz$ fl filter_name; fin2 -- filter_name = open, g, r, wha, i, z, v, b, rc, ic, lwp -- 分光の時は、lwp (オーダーカット)または、一番合わせたい波長に近いフィルターを選ぶ - テスト撮像する wiz$ wfgs2 -t exptime; fin -- exptime: 露出時間 (sec) - ds9の表示を調整する。 wiz$ ds9set - %%ds9: File > Display Header... で FITS header を表示し、CCDの冷却が完了(-30度に到達)したことを確認 (今後、GUIのCCD 温度モニターを作成予定)%% - フォーカス合わせ用スクリプトを実行 wiz$ autofocus exptime focus_start focus_end [num_sample]; fin (例) wiz$ autofocus 1 -6.1 -5.8; fin -- exptime: 露出時間 (sec) -- focus_start, focus_end: 副鏡focus軸スキャン開始位置、終了位置。focus_start < focus_end でないといけない。 -- num_sample: サンプリング回数。省略すると5 * 撮像 [#sff2781a] - ucc_run または [[nayutaコマンド>http://www.nhao.jp/~nayuta/nayuta_wiki/index.php?%A5%DE%A5%CB%A5%E5%A5%A2%A5%EB/%A5%BD%A5%D5%A5%C8%A5%A6%A5%A7%A5%A2%A4%CE%C0%E2%CC%C0]] で目標天体に望遠鏡を向ける。 - テスト撮像する wiz$ wfgs2 -t exptime; fin - 天体の撮像位置を調整する。 wiz$ xyoffset2 を実行後、 -- まず、ds9画像上で、天体をクリックする。 -- 次に、その天体を結像させたい位置をクリックする。 -- そうすると、望遠鏡オフセットが実行され、意図した位置に天体が結像されるはず(実際は、2回のクリック位置の差をオフセット量に変換しているだけなので、必ずしも「天体」をクリックする必要はない)。 -- テスト撮影して確認する。 -- (注) ucc_runの惑星モードで追尾しているときは、xyoffset2 は使えない。 - 本番撮像をする wiz$ wfgs2 -e exptime [object] [repeat] (例) wiz$ wfgs2 -e 60 M67 3; fin -- exptime: 露出時間 (sec) -- object: 天体名 (default = Unknown) -- repeat: 画像取得繰り返し回数 (default = 1) * 偏光 [#be51cdf6] - ucc_run または [[nayutaコマンド>http://www.nhao.jp/~nayuta/nayuta_wiki/index.php?%A5%DE%A5%CB%A5%E5%A5%A2%A5%EB/%A5%BD%A5%D5%A5%C8%A5%A6%A5%A7%A5%A2%A4%CE%C0%E2%CC%C0]] で目標天体に望遠鏡を向ける。 - スリット=open、フィルター=使うフィルター、グリズム=open にする wiz$ sl open wiz$ fl filter_name wiz$ gr open - 半波長板を挿入する wiz$ hwp --in - テスト撮像する wiz$ wfgs2 -t exptime; fin - 天体の撮像位置を調整する(真ん中に持ってくる)。 wiz$ xyoffset2 - 偏光用アパーチャを挿入する wiz$ sl pol-ap - テスト撮像し、必要なら位置調整をする - ウォラストンプリズムを挿入する wiz$ gr wolpri - テスト撮像する(撮像位置、フォーカスを再確認) - 少なくともRcバンドでは下画像の赤破線に示すようなゴーストが出ることが分かっている。 #ref(./wfgs2_flat_R_221212.png,50%) ゴーストを避け、青丸の位置(x=500, y=1500付近)に対象天体を置くことを推奨。下記コマンドを実行し、ds9 上で対象天体をクリック。 wiz$ xyoffset3 500 1500 - 本番観測する wiz$ wfgs2 -p exptime [object] [repeat-set] -- exptime: 露出時間 (sec) -- object: 天体名 (default = Unknown) -- repeat: セット繰り返し回数 (default = 1)。 1セットは、半波長板 0度、45度、22.5度、67.5度の4露出。 - 標準星の観測 -- ucc_run の "Pol_Standard_OPT_Schmidt"という天体リスト (Schmidt et al., 1992, AJ) から、備考欄に "Recommended" と書かれている天体を観測することをお勧めする。 -- 無偏光標準星のときはwfgs2コマンドのオプションを"-up" に、強偏光標準星のときは"-sp" に変える。 wiz$ wfgs2 -up exptime [object] [repeat-set] wiz$ wfgs2 -sp exptime [object] [repeat-set] --- こうすることで、FITS header の "obsnote"欄に、それぞれ、"UP", "SP" という文字列が追加される。 - 偏光観測が終わったら -- 半波長板を退避する (画像を見ても気づきにくいので、忘れずに!!) wiz$ hwp --out -- スリットをopenに wiz$ sl open -- グリズムをopenに wiz$ gr open * 分光 [#v0fea108] ** 準備 [#cff036de] - ucc_run または [[nayutaコマンド>http://www.nhao.jp/~nayuta/nayuta_wiki/index.php?%A5%DE%A5%CB%A5%E5%A5%A2%A5%EB/%A5%BD%A5%D5%A5%C8%A5%A6%A5%A7%A5%A2%A4%CE%C0%E2%CC%C0]] で望遠鏡を目標天体に向ける - スリットを挿入する wiz$ sl slit-mrr; fin2 - (もしまだなら)オーダーカットフィルターを挿入する wiz$ fl lwp; fin2 - グリズムを挿入する wiz$ gr g300; fin2 ** スリットへの導入 [#fc880b59] - 別ターミナルを立ち上げ、スリットビュー(SV)画像をテスト取得。 wiz$ slview -t exptime -- exptime: 露出時間 (sec) - 取得したSV画像で目標天体が写っていることと、スリットの結像位置を確認。 -- スリットの結像位置は望遠鏡の向きやローテータの向きによって変わるので、天体導入ごとにスリット位置を確認することを推奨。 -- スリットが見えなければ、比較ランプの光をスリットに当てて、スリットの位置を確認(今後、スクリプト化の予定)。 --- ランプ挿入 wiz$ lamp --in --- ランプ点灯 wiz$ lamp --on --- SV テスト撮影 wiz$ slview -t 0.01 --- ランプ消灯 wiz$ lamp --off --- ランプ退避 wiz$ lamp --out - 目標天体をスリットに導入する wiz$ xyoffset2 を実行後、 -- まず、ds9画像(SV画像のフレーム)上で、天体をクリックする。 -- 次に、その天体を結像させたい位置(スリット上)をクリックする。 -- そうすると、望遠鏡オフセットが実行され、天体がスリットに導入されるはず。 -- テスト撮影 (slview -t exptime )して、スリットに導入されたことを確認する。まだずれている場合は xyoffset2 を繰り返す。 ** オートガイドの開始 [#s9823505] - 現状のオートガイダーは画像の向きを固定した(視野回転で「AZ/EL同期」の設定にした)場合にしか、使えない。 - ガイド星を決める -- 目標天体(点光源)が明るく、スリットからの漏れ光が十分見える場合は、目標天体自身をガイド星とする (on-source guide) -- 目標天体が暗いとき、あるいはスリット幅広10''部を使うとき等、スリットからの漏れ光が認識できない場合は、SV視野内の別の点光源をガイド星とする (off-source guide) - 次のコマンドを実行する wiz$ autoguide exptime [half_box_size] (例) wiz$ autoguide 1 -- exptime: 露出時間(sec) -- half_box_size: ガイド星重心を計算するための正方形領域の1辺の長さの半分(pix) (default=50) -- コマンド入力後、ds9上でガイド目標位置(ガイド星を固定させたい位置。on-sourceであればスリット上)をクリックする。 - しばらく、ds9のSV画像を眺め、オートガイドが実行されていることを確認する。 -- ガイド目標位置は緑丸で表示される -- ガイド星が検出されると重心が赤丸で表示される。重心と目標位置のズレが十分小さいか極端に大きい時以外は、重心を目標位置に近づけるように望遠鏡オフセットが実行される。 -- ガイド星が検出されないと、重心が青丸で表示され、望遠鏡オフセットは実行されない。 ** 本番分光観測 [#kd555840] wiz$ wfgs2 -e exptime [object] [repeat] (例) wiz$ wfgs2 -e 60 M67 3; fin -- exptime: 露出時間 (sec) -- object: 天体名 (default = Unknown) -- repeat: 画像取得繰り返し回数 (default = 1) *** (補足)観測データの簡易解析 [#t7d6a7f5] - rawデータの簡易解析 wiz$ ql wfgs2YYMMDD_XXXX.fits wiz$ ql wfgs2_YYMMDD_XXXX.fits --任意のディレクトリから実行できる。 --/mnt/malls/obsdata/ から指定されたrawデータを探しだし簡易解析を行う。 --/mnt/mpoint/data/main/ から指定されたrawデータを探しだし簡易解析を行う。 --出力スペクトルデータ: numpy array (.npy) と テキスト (.dat) --/home/nhao/QuickLook/ の下にYYMMDDディレクトリが作成され解析結果が置かれる。 - 任意の画像を1次元スペクトル化 obs3> mkspec ?????.fits wiz$ mkspec ?????.fits --解析したいfitsデータのあるディレクトリで実行 --出力スペクトルデータ: numpy array (.npy) と テキスト (.dat) --解析結果は実行したディレクトリに置かれる。 ** 波長比較スペクトル取得[#y33bbd38] スリットの結像位置は望遠鏡や装置の向きによって変わるので、天体導入ごと(ほぼ同じ望遠鏡/装置の向きごと)に比較スペクトルを取得することを推奨。 - ランプ挿入 wiz$ lamp --in - ランプ点灯 wiz$ lamp --on - テスト取得 wiz$ wfgs2 -t exptime; fin 輝線がサチらないように露出時間を調整する。グリズム=g300のとき、exptime=0.4秒程度。 -本番取得 wiz$ wfgs2 -e exptime comparison 3; fin - ランプ消灯 wiz$ lamp --off - ランプ退避 wiz$ lamp --out * フラット [#hbb27f3c] 最適なフラット取得方法は確立していない。 ** ドームフラットの場合 [#gb52bfdb] ドーム壁に設置されていた旧ランプを使用した ''ドームフラットによるフラット画像(少なくとも、撮像モード)は、ローテータの向きにより画像の強弱パターンが変化することが知られている''。つまり、フラットスクリーンの反射光は十分均一ではないことが示唆される。これに対応するためには、いくつかの異なるローテータ「指令角度」でフラットを取得し、画像を足し合わせ(平均)することが考えられる。 -ドーム壁に設置されていた旧フラットランプを撤去し、望遠鏡トップリングへ移設した(2021年2月以降)。~ 新しいランプを使用する際の望遠鏡角度、ランプ調光のマニュアルは[[こちらを参照>http://www.nhao.jp/~nayuta/nayuta_wiki/index.php?%BF%B7%A5%C9%A1%BC%A5%E0%A5%D5%A5%E9%A5%C3%A5%C8%A1%A6%A5%DE%A5%CB%A5%E5%A5%A2%A5%EB]]。 新ランプ + WFGS2 での、フラットパターンのローテータ角度依存性は未検証なため、いくつかの異なるローテータ「指令角度」でフラットを取得し、画像を足し合わせ(平均)するのが無難。 - 望遠鏡高度(EL)の設定(新ランプ用) -- ucc_runで望遠鏡の高度を40度に設定する。 - エンクロージャ方位(AZ)の設定(新ランプ用) -- ucc_runでエンクロージャの同期をOFFにし、 エンクロージャAZ = 望遠鏡AZ + 71 となるように、エンクロージャを回転させる。 - スリット、フィルター、グリズムを希望の設定にする (コマンド: sl, fl. gr) - フラットランプの点灯、調光 -- %%ucc_run メイン窓「エンクロージャ」> 「エンクロージャ監視制御」窓の「ドームフラット用光源」囲み内の「ON」ボタンを押し、「調光」ボックス内に数値を入れて明るさを調整。%% (この方法はもう使えない、2022年2月現在) -- [[こちらを参照してください>http://www.nhao.jp/~nayuta/nayuta_wiki/index.php?%BF%B7%A5%C9%A1%BC%A5%E0%A5%D5%A5%E9%A5%C3%A5%C8%A1%A6%A5%DE%A5%CB%A5%E5%A5%A2%A5%EB]]。 - 以下のセットを繰り返す。たとえば、 ang( ローテータ指令角度)を -135度から180度まで45度刻みで。 -- ローテータ回転 wiz$ nayuta -rc ang -- ang: ローテータ指令角度(位置角ではなくて、機械的な回転角度) -- ucc_run 「視野回転」窓上でインストラメンタルローテータの実角度が目的の角度になったことを確認する。 ---まあまあ高頻度で動かないことがある(通信の失敗)。その場合は、wiz上でコマンドを再実行、または ucc_run GUI上で操作)。 -- フラット画像取得 wiz$ wfgs2 -e exptime flat repeat; fin (例) wiz$ wfgs2 -e 5 flat 20; fin - フラットランプの消灯 ** トワイライトフラットの場合 [#d2312c58] *** (参考)MINTの場合のおすすめ取得方法(Chromey & Hasselbacher 1996) [#tb13bb18] +おおよそのフォーカスを合わせる。 +望遠鏡AZを、日の出または日の入り方向と反対の方角に向ける。月がある場合は、太陽と月から一番離れている方向を選ぶ。 +ELを75度前後にする。 +必要なS/Nにが得られている間、取得を続ける( 露出時間の目安は5秒)。 * ダーク [#u6d1b51b] - 以下のコマンドを実行すると、その晩に観測した画像の露出時間の種類を調べ、ダークを取得するためのスクリプトを作ってくれる。 wiz$ darkscript.sh 次のように、スクリプトの内容と、作成されたスクリプト名(フルパス)が表示される。 sleep 3600 wfgs2 -d 1.00 15 wfgs2 -d 5.00 15 FinWFGS2 fin ------ Generated dark script: /home/nhao/tools/darkscripts/DARK190715.sh - 必要であれば、作成されたスクリプトを編集する(不要なダーク取得コマンドを削除する、など) (例) wiz$ emacs /home/nhao/tools/darkscripts/DARK190715.sh - 実行する (例) wiz$ sh /home/nhao/tools/darkscripts/DARK190715.sh * 観測終了 [#k5b6dc61] ** WFGS2のかたづけ [#d30e7153] - [[上記>#u6d1b51b]]のように、自動生成したダークスクリプトを実行する場合は、ダークスクリプトの中に、装置終了処理スクリプト(FinWFGS2)が含まれるので、装置終了処理は不要。 - 自動生成したダークスクリプトを使わない場合(原則、天体観測後はダークスクリプトを使ってください:自動画像処理のため)は、以下を実行 wiz$ FinWFGS2 ** 望遠鏡のかたづけ [#j1044a21] - 望遠鏡、エンクロージャをホーム位置に向ける (通常、 EL=90.21, なゆたAZ=-30, エンクロージャAZ=50) wiz$ nayuta -home - ミラーカバーを閉める - ドームスリットを(開けていればベンチレータも)閉める - ucc_runで「観測終了」スクリプトを実行する -- 「観測補助」> 「観測終了」 - ucc_runを終了する - 制御架の電源を切る ** その他のかたづけ、確認 [#zca9fcc2] スタッフは [[なゆた観測終了時にチェックするべきこと>http://www.nhao.jp/~nayuta/nayuta_wiki/index.php?%A5%DE%A5%CB%A5%E5%A5%A2%A5%EB/%A4%CA%A4%E6%A4%BF%B4%D1%C2%AC%BD%AA%CE%BB%BB%FE%A4%CB%A5%C1%A5%A7%A5%C3%A5%AF%A4%B9%A4%EB%A4%D9%A4%AD%A4%B3%A4%C8]] を確認して帰宅