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G300グリズムとMalls 150l/mm グレーティングのThrouputの比較 の変更点

Top / G300グリズムとMalls 150l / mm グレーティングのThrouputの比較

#author("2024-04-21T02:02:55+00:00","default:nhao","nhao")
#author("2024-05-15T05:30:21+00:00","default:nhao","nhao")
[[WFGS2-Top]]

WFGS2搭載のG300グリズムとMalls搭載の150l/mmグレーティングの性能を比較する ために、検出器のスリット幅と露出時間を揃えて、同一の天体をほぼ同時刻に観測した。
WFGS2搭載のG300グリズムとMalls搭載の150l/mmグレーティングの性能を比較する ために、検出器のスリット幅と露出時間を揃えて、同一の天体をほぼ同時刻に観測しfluxを比較した。

* 使用データ [#h01ab247]
- 観測日時: JST  2023年6月18日  22:00-24:00頃
- 観測天体: 108 Virginis (HR5501)
--スペクトルタイプ = B9.5V
--Vmag = 5.68, B-V = -0.02

-観測条件
-- WFGS2
--- 露出時間:60秒
--- スリット:  幅1.6”部分に導入
--- グリズム: g300
--- フィルター: LWP (オーダーカット)
--- フラット: 天体と同じ分光モードでドームフラットを取得
-- Malls
--- 露出時間:60秒
--- スリット幅: 1.6”
--- グリズム: 150 (l/mm)
--- グレーティング角度: 29.80 度
--- フィルター: WG320 (オーダーカット)
--- フラット: 天体と同じ分光モードでフラットを取得

* flux導出 [#te92262a]
- 標準星のフラックス・データは ESOによりまとめられ ている ”[[Optical and UV Spectrophotometric Standard Stars>https://www.eso.org/sci/observing/tools/standards/spectra.html]]”のwebページから取得。
- 標準星からの光子数の算出については、[[arai et al.>http://www.nhao.jp/research/annual_report/docs/ar2012-5.pdf]]参照
- gainをwfgs2 G300 ->2.28 e/ADU、、Malls 150l/mmグリズム->2.32e/ADUとした。
- 1pixあたりの波長を、wfgs2 G300->2.37 pix/A ̊、Malls 150l/mmグリズム->2.89 pix/A ̊とした。

wfgs2 G300とMalls 150l/mmのFluxは以下の通り
#ref(./Throughput.png,40%)