2024年度の学生と研究テーマ

hoshimaru-kun

今年度の学生は、全員で9人!!みんなが自己紹介と、研究の紹介をしてくれるみたいまる〜〜!!
*大学院 博士課程* *大学院 修士課程* *学部生* --☆----☆----☆----☆----☆----☆----☆----☆----☆----☆----☆--
キーワードは色を付けているまる。
撮像観測 … お星さまの大きさ、形、明るさを調べるのが撮像観測まる! 通常はカラーフィルター(色の付いたガラス)をカメラの前に設置するまる。そうすると天体の光のうち、特定の色の光だけが写真に映るので、うつった天体の温度=年齢などを推定できるまる!

分光観測 … お星さまの光をより細かい色ごとに分けるまる。いわゆる”スペクトル”を見るまる。どの原子・分子から出ている光が明るいのか・暗いのかを観測することで、物質の速度や温度、密度などを調べる手法まる!

偏光撮像観測 … 光が反射すると、特定の方向に振動するようになるまる。これが「偏光」まる。偏光を観測すると、星の大気の構造などが解明できるまる!

観測装置の開発 … その名の通り、なゆた望遠鏡や60cm望遠鏡に取り付ける装置を開発するまる。大きな望遠鏡を作り直すのは大変まる。なので、取り付ける「装置」をアップデートすることで、観測の精度を上げていくまる。


*大学院 博士課程*

D3 平野 佑弥 (Yuya HIRANO)


HIRANO

■自己紹介


今後世界の中心は宇宙になる!と中学生のころに考えてから早10年。着々と計画を進め、ついにこの研究室で学べることになりました。研究で疲れた脳には金平糖は欠かせません。

■研究内容


太陽系外にある、太陽より小さな質量の星が持つ惑星のトランジットをテーマに観測・研究を行っています。太陽のように自ら輝く星の前を惑星のような天体が通過すると、星の明るさが何パーセントか暗くなります。この減光の様子を様々な波長で観測することにより、太陽系外惑星の特徴を知ることができます。そして研究が進めば、第2の地球を発見できるかもしれません。


D2 明石 一希 (Kazuki AKASHI)


AKASHI

■自己紹介


宇宙と読書とチョコレートが好きです。今年度はいろんなことにチャレンジしてみたいです

■研究内容


研究テーマは「生まれてから少し時間が経った星はどこにあるのか」です。生まれてから少し時間がたった星は生まれた分子雲から次第に散らばっていき、分子雲ではあまり見られなくなります。そこで、星の運動を測定した人工衛星のデータを用い、分子雲の周りにある星々が同じ分子雲から生まれたものか確かめ、なゆた望遠鏡で観測することで若い星であるか調べます。


D2 岡田 寛子 (Hiroko OKADA)


okada

■自己紹介


わくわくすることが好きです。興味の向くまま精一杯研究したいです。

■研究内容

星を分光(スペクトル)観測すると、その星の化学組成や運動を調べることができます。星の化学組成には形成当時の宇宙の化学情報が記録されているので、宇宙初期に誕生して現在も生き残っている古い星を観測することは「宇宙で元素がどのように増えていったのか」「元素の起源」を調べる手掛かりになります。なゆた望遠鏡を始めとする様々な望遠鏡を用いて(1)宇宙初期の星の探査観測、(2)化学組成に基づいた宇宙初期の研究 を行っています。


D1 古塚 来未 (Kurumi FURUTSUKA)


furutsuka

■自己紹介


子どもの頃から宇宙のことが好きで、研究するのが夢でした。左の写真は、なゆたとふたご座です。

■研究内容


恒星のトリウム組成を調べています。誕生直後の宇宙にはほぼ水素とヘリウムしか無く、時間とともに様々な元素が銀河や恒星の中で増えてきました。天文学ではリチウム以降の原子番号の元素を金属と呼び、金属量が少ない恒星ほど古い星です。様々な金属量の恒星を分光観測し、詳しく化学組成を調べると、元素が銀河の中で時間とともにどのように合成されてきたか分かります。特にトリウムのような重元素はその起源がはっきり分かっていないため、なゆた望遠鏡で観測を行っています。



*大学院 修士課程*

M2 杉村 風曉 (Fua SUGIMURA)


sugimura

■自己紹介


ゲームと歌が大好きです。西はりま天文台では豊かな自然の中で研究が出来て嬉しいです。

■研究内容


星団に属する恒星の化学組成を調べています。本研究では、恒星に含まれる元素がそれぞれどれくらいあるかを示したものを化学組成と呼んでいます。特に中性子捕獲過程元素に着目して研究をすすめています。同じ星団に属する恒星が同じ化学組成をしているかどうかや、星団が異なると化学組成も異なるかどうかを知ることが目標です。


M1 永田 晴飛 (Haruhi NAGATA)


nagata

■自己紹介


ラジオとアニメと音楽が大好きです。ジャンプ好き、リトルトゥース、バンド好きは是非話しかけてください!

■研究内容


研究テーマは「活動性の高い恒星の観測」です。太陽はフレアと呼ばれる爆発現象をたびたび起こしていますが、太陽型の恒星の中には太陽では観測されない巨大フレアを起こすような活動性の高い星があることが知られています。しかし、恒星の活動の原因は詳しくはわかっていません。そこで、恒星の自転に伴う彩層輝線(Hα線やカルシウム輝線)の変化を調べて、活動のメカニズムを解明していく研究をしています。


M1 水本 拓走  (Takuto MIZUMOTO)


mizumoto

■自己紹介


小学生の頃から宇宙が好きで、気づいたらここにいました。ラーメンとかも好きです。

■研究内容


私の研究テーマは、「ポストTタウリ型星の探査」です。ポストTタウリ型星は、太陽くらいの質量を持つ、比較的若い星です。年齢が数千万歳〜1億歳程度で、太陽のような主系列星になる前の段階にあたります(太陽は46億歳)。ポストTタウリ型星はまだ分かっている特徴が少なく、発見数が少ない天体です。そのため、特徴を解明できれば、新たなポストTタウリ型星を発見できると考えています。




*学部生*

B4 石原 稜也 (Ryoya ISHIHARA)


ishihara

■自己紹介


すみっコぐらしのとかげを推してます。神社が大好きなので、佐用の神社にもたくさん行きたいです。

■研究内容


--準備中--


B4 長澤 春香(Haruka NAGASAWA)


nagasawa

■自己紹介


ずっと天文の研究がしたくて、ようやく配属されて嬉しいです。リラックマが好きです。

■研究内容


大質量星まわりの散開星団について研究します。位置天文衛星Gaiaのデータや、なゆた望遠鏡で撮ったデータを使って観測を行う予定です。


B4 美濃 宏太(Kodai MINO)


mino

■自己紹介


チェロを弾いたり,鉄道旅をすることが好きです.

■研究内容


銀河の化学進化と元素合成の研究



hoshimaru-kun

このように、この研究室では『星形成』『恒星』『惑星・小惑星』『星雲』『装置開発』の研究を行っている先輩が多いまる!!

研究テーマの例をもっとたくさん挙げると、
 ・重い星と軽い星はどちらが先に生まれるか
 ・軽い星の活動度
 ・孤立した星の形成
 ・可視光15色カメラの開発
などなど!

  君もいつか、ここで一緒に研究できる日が来ると嬉しいな〜〜!!