TELESCOPE
望遠鏡のご紹介
見上げればそこに在る星空。
「西はりま天文台」は、人間の造り得た「科学」と「技術」の素晴らしさを実感出来る場所です。
手を伸ばせばそこに届くように見ることができる数えられないほどの星々、星雲や星団、月や太陽を様々な望遠鏡で観望することができます。

- なゆた望遠鏡
- 日本国内最大にして公開望遠鏡としては、世界最大級を誇る口径2mの経緯台式の望遠鏡。その力は100億光年もの時空を超えて宇宙の果てを見ることを可能にします。

- 60cm望遠鏡
- 西はりま天文台の開設以来、公開天文台のパイオニアとして活躍してきた赤道儀式の望遠鏡。昼間の太陽や金星・水星、一等星などの観望や、高校・大学の教育利用で活躍中。

- 太陽モニター望遠鏡
- 肉眼では眩しくて見ることのできない太陽を特殊な光で観測する望遠鏡。太陽の表面に現れる黒点やフレア(爆発現象)を見ることができます。

- 太陽望遠鏡「キラキラとんぼ」
- 太陽をズームアップして、太陽活動を詳しく観測する望遠鏡。「キラキラとんぼ」という名前は設置時に一般公募で付けていただいたもの。

- 上松赤外線望遠鏡
- 日本で最初の赤外線専用の望遠鏡。可視光ではなく、ガスに対する透過力の強い赤外線を観測する。現役時は、数多くの生まれたての星(原始星)を発見・観測するのに活躍した。

- その他望遠鏡
- 貸出望遠鏡として初心者向けのから本格的なものまでいろいろな望遠鏡をご用意しています。
※ご利用は宿泊者限定となります。
星を眺め宇宙を知る。悠久の時の流れを心で旅する天体観測のロマン。
400年前にガリレオ・ガリレイが自作の望遠鏡で見上げた星空。それは人類が望み見た広大な宇宙、その深淵の入り口でした。
ガリレオは望遠鏡で初めて木星の衛星を観測することによって「地球も太陽の周りを回っているのではないか」と思い至り、
それまで、当たり前のこととして「誰しもが信じて疑う事の無かった」天動説に変わる地動説を唱えるにたどり着いたのです。
そうして時は経ち、私たち人類は自らが創り得た「科学」と「技術」によって、百億光年もの先の天体をこの眼で見る事を可能にしました。
時は21世紀、日本国内最大、公開望遠鏡としては世界一を誇る「なゆた望遠鏡」は兵庫県の佐用、大撫山の山頂から遥かな宇宙を望みます。
秒速220キロで銀河を旅する太陽系、そして時速1600kmを超える速度で太陽の周りを回る地球。
そこから見上げる満天の星空には今日も数え切れない星々が瞬いています。
手を伸ばせばそこに届くように星を見ることができる「なゆた」のチカラ。
「なゆた望遠鏡」だからできる宇宙との出会い。その素晴らしさを多くの方に実感していただくため、天体観望会は毎夜開催しています。
そして参加者は、西はりま天文台の敷地内にある宿泊施設を利用することによって、深夜も思う存分に天体観望を行うことができます。
望遠鏡を覗き見れば時空を飛び越えてそこに在る世界。作り物のCGやプリントされた写真ではない本物の宇宙。
「西はりま天文台」で広大な宇宙に望み、悠久の時の流れを感じてみませんか。